がん患者専門カウンセラーによる
「訪問面談サービス」
相談事例
- 辛い治療を受けても無意味と思っていたが治療への意欲と少しの勇気が湧いてきました
- 大腸がん・30代・男性
15年前に亡くなった父親と同じ大腸がんと診断される。父親の闘病を思い出すと治療に前向きになれずにいる。
- 患者さん
の思い - 父の闘病を思い出すと、治療が無意味に思えてしまう
父は人工肛門となり、抗がん剤治療を行ったものの、半年で亡くなりました。記憶にあるのは会うたびに痩せていく父の姿だけ。その父と同じ病と宣告され、医師から治療提案をされても、父と同じように無意味なのではと感じてしまいました。死の恐怖に何も手につかず、妻から「2人の子供のためにもがんばってほしい」と言われても前向きになれずにいました。
- カウンセラー
の視点 - 不安を具現化し、必要な情報提供を
事前のヒアリングでは、友人や家族にもなかなか本音が言えず、一人悩まれていることが分かりました。面談では、患者さんの思いをきちんと受け止めることに主眼を置き、今後の治療に向けて必要な情報提供を行いました。
- サービスを
利用して - 治療の必要性を実感し、気持ちの整理もできた
カウンセラーは、治療についてたくさんの資料を使って解説をしてくれて、開腹手術になるが人工肛門にはならないこと、その後の対処方法、職場復帰の目安など具体的に教えてくれました。また、父の時代よりも治療の選択肢があり、父とは状況が違うことも知り、治療をがんばろうと思えました。
亡くなった父や仕事や家族についていろいろと話しているうちに、父に対して何もできなかった後悔を感じていたことを実感し、これから自分が家族とどう向き合うべきかを考えさせられ、とても充実した時間を過ごせました。